ひもとロープの結び方 〜動画でじっくり見れる!!〜


輪をつくる結び方



もやい結び

船をもやう(岸につなぐ)ときなどに使用する結び方。 “結びの王様(King of knots)”とよばれるほど実用性が高い。 自然に解けにくいにもかかわらず、必要となれば(水で濡れていたりしても)簡単に解くことができる。


二重もやい結び

ロープを半分に折って二重にしてもやい結びをした結び方。輪に体を通して吊り下がり、災害時のレスキューや高所作業などに用いる。 もやい結びよりも強度が強い。


腰掛け結び

二重もやい結びと同様に、端に2つの輪をつくることができる結び方。 それぞれの輪の大きさを自由に変えることができ、負傷者を吊り下げて救出することもできれば、自力で避難することもできる結び方。


二重止め結び

ロープの先端に1つの輪をつくる結び方。 もやい結びで作った輪と同じように固定されており、大きさが変わらない。 簡単に結べるうえに強度も十分あるので実用性が高い。


二重8の字結び

ロープの端を2つ折にして8の字結びをつくる。 もやい結びと同様、船を岸に固定するときなどに使用することもあるが、水に濡れると解きにくくなる。 二重止め結びより強度が高く破断しにくい。 信頼性の高い結び方のため、登山での命綱としてしばしば用いられる。


引き解け結び

ロープの先端に1つの輪をつくる結び方。 輪の大きさが変えられるので簡易的に物を固定することが出来る。 強度が低いので、仮止めなどに使用。 「すごき結び」「帆綱結び」とも呼ばれる。


二重引き解け結び

「イングリッシュマンズ・ノット」とも呼ばれ、イギリスで古くから用いられてきた結び方。 一旦結ぶと解きにくい。 輪の大きさを変えることができる。


ワナ結び

けものなどを捕まえるワナに使用する、先端に輪ができる結び方。


よろい結び

ロープの中間部に輪をつくることができる結び方。 輪をいくつもつくり、それらに小物などを吊るしたり、等間隔で複数のよろい結びを施してその輪を足場として縄梯子にしたり、様々な使用方法がある。


バタフライ・ノット

よろい結びと同様、ロープの中間部に輪をつくることができる結び方。 強度はよろい結びよりはるかに高く信頼性が高いため、登山をするときなどに使用。 また、水に濡れたりしても容易に解くことができる。 そのため、「結び目の王(キング・オブ・ノット)」といわれるもやい結びに対して「結び目の女王(クイーン・オブ・ノット)」と表現されることもある。