輪をつくる結び方
もやい結び
船をもやう(岸につなぐ)ときなどに使用する結び方。 “結びの王様(King of knots)”とよばれるほど実用性が高い。 自然に解けにくいにもかかわらず、必要となれば(水で濡れていたりしても)簡単に解くことができる。
腰掛け結び
二重もやい結びと同様に、端に2つの輪をつくることができる結び方。 それぞれの輪の大きさを自由に変えることができ、負傷者を吊り下げて救出することもできれば、自力で避難することもできる結び方。
二重8の字結び
ロープの端を2つ折にして8の字結びをつくる。 もやい結びと同様、船を岸に固定するときなどに使用することもあるが、水に濡れると解きにくくなる。 二重止め結びより強度が高く破断しにくい。 信頼性の高い結び方のため、登山での命綱としてしばしば用いられる。
バタフライ・ノット
よろい結びと同様、ロープの中間部に輪をつくることができる結び方。 強度はよろい結びよりはるかに高く信頼性が高いため、登山をするときなどに使用。 また、水に濡れたりしても容易に解くことができる。 そのため、「結び目の王(キング・オブ・ノット)」といわれるもやい結びに対して「結び目の女王(クイーン・オブ・ノット)」と表現されることもある。